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by tascatasca
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昭和の残像(影響の記憶) No.003

酒とタバコと救急車

それは僕がまだ3歳のころ・・・
ですから当然のことながら自分では殆ど記憶にありません。
したがって、後に両親からとくとくと聞かされた話によりますと

当時の我が家は2階建ての1階と2階の一部が、飲食店となっており、
その2階の奥が居住スペース。
父はもっぱら1階の飲食店に母親も手が足りなくなると
手伝いに出るといった感じで・・・
その日も、テレビの子供番組に夢中になっていた僕を残し、
小一時間ほど母が店の手伝いに行っていたときのこと
仕事が一段落して戻ってきてみると

「熱いよぉ~っ、辛いよぉ~っ」
とのた打ち回る3歳の僕TASCA-Tを発見。

はじめは『どうせいつも見てる「ウルトラマン」とか
「仮面ライダー」のまねごとをしてふざけているんだろう』
と思ったらしいがどうも様子がおかしい。
「どうしたの?」と問いかけてもやっぱり
「熱いよぉ~っ、辛いよぉ~っ」しか言わない。
辺りを見渡すと父が使っている灰皿に残っているはずの吸殻がなく
戸棚の扉が少し開いていて中にあった
飲みかけのウヰスキーのボトルが空になっていて・・・

すなわち「熱いよぉ~っ」はウヰスキー、
「辛いよぉ~っ」はタバコの吸殻を喰っちまったらしい
という状況証拠からの母親の推理が成立した途端家中が大騒動に・・・

慌てて駆けつけた父に抱きかかえられ、母と3人でタクシーで
掛かりつけの小児科へ、ところが担当医は「うちで処置できる状態じゃない」
と救急車が手配され東大病院に搬送です。

救急車の中で顔が真っ青に変色し、ぐったりとする僕を見て両親は
「あの時はホントにダメかと思った(後日談)」だそうです。

東大病院に着くなり、緊急オペ開始です。
「先生っ、息子は、息子は大丈夫なんでしょうか?」
「できるだけのことは、やってみます。」的な『Dr.コトー』ばりの会話が
あったかなかったかは知らないけれど・・・

口からホースのような管を入れ胃の中を洗浄するという大事に・・・

数時間後、無事処置を終えて僕が意識を取り戻し、
極度の緊張状態から開放され、安堵しぐったりする両親をよそに、

スキップで東大病院を後にする3歳の私TASCA-Tでした。

「さすがに疲れきってそんなお前を叱る気力すらなかった(後日談)」だそうで・・・

現在、1日に20本以上のタバコを吸い、
しょっちゅうTASCA-Kと飲んだくれている私TASCA-Tは
このとき既に形成されていたのだなぁと思ったりするわけで・・・


『よい子のみんなは危険だから、TASCA-Tのマネは絶対にしないでね。』の巻。

Fin

text by TASCA-T


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by tascatasca | 2008-07-19 14:29 | 昭和の残像