DIG MY STYLE 第12章~一歩前進?いや大きく前進?それとも・・・~
2009年 02月 10日
「DIG MY STYLE / 秋山一将」絶賛発売中!!
かつて世話になったビクターのプロデューサーO氏の紹介で、星加 哲氏と会う。
場所はビクター本社。O氏に紹介されてお互いに名刺交換し、お互いの現状説明をする。
と、ここまではいたってカタイやりとり。無理もない、お互いに初対面な訳である。
星加氏は数ヶ月前にビクターを退社され、フリーのプロデューサーとして相変わらず音楽制作をされているとのことだった。自分も現状を説明し、実家がライヴハウスであること、それが縁で秋山氏と故意にしていること、やはりビクターのディレクターからコンピレーション盤をリリースするため「DIG MY STYLE」のLPの貸し出しを頼まれたことなどを話す頃には、徐々にお互いの表情も硬さがとれて打ち解け始めていた。
星加氏(以下H)
「そうですか。ところで秋山君は元気ですか?随分会ってないけど・・・」
TASCA-T(以下T)
「ええ。毎回体調が万全というわけにはいかないでしょうが、元気にライヴを演っています。」
H「そう。近いうちに是非聴きにいきますよ。」
T「ええ。是非。」
H「『DIG MY STYLE』はねぇ、僕もCD化したいと思ってたけど、ビクターにいる間には実
現出来なかった。おまけに誰かに貸したまま戻ってこなくて、今、手元にLPもないん
ですよ。だから僕も是非、CD化してもらいたいですよ。」
T「そこで、ご相談なんですが、アルバム1枚全楽曲をライセンスしていただけるのが理想
なんですが、楽曲単位の貸し出しはあると思うんですが、アルバム丸ごとっていうのは
、現実的に可能な話でしょうか?」
プロデューサーO氏(以下O)
「どうなんだろう?今、うちもいろいろうるさいからねぇ。勿論、我々の紹介っていうことで話
すにしても、簡単にOKするかねぇ。」
H「大丈夫じゃないかな。以前、僕の仲介で何タイトルか、そういうやり方したことがあった
と思うよ。」
O「そう? じゃぁ、ライセンスの担当と話してもらえば良いってこと?」
H「うん。多分ね。ところで今は誰がやってるの?」
O「うん。女性の担当者だけど結構やり手でねぇ。」
といいつつ辺りをぐるっと見渡すO氏・・・
O「今、いないみたいだね。わかった。話はしておくから、後日その担当の連絡先をメール
で送るから、連絡とって会って話してみてよ。ただ、今の時点で絶対OKとは言えない
けど・・・。ことのあらましと、我々からの紹介だってことはよく言っとくから、交渉してみ
てよ。」
H「他にも何か出来ることがあったら言ってください。協力しますから。」
T「ありがとうございます。」
メインの話もひとしきり終わり、時間も時間だし、腹も減ったからということで、近くで一杯やりながら談笑が始まる。
昨今の業界話に花が咲き、ちょっとお腹も落ち着いてきたとき、僕が持参した「DIG MY STYLE」のLPを手に取った星加氏が(ご本人は覚えていないかもしれないが)・・・
「この当時、いや、今でも『渡辺香津美』っていうギタリストは確かに凄いんだけど、人気も含めてね。秋山君、いや一将のギターはさぁ、全然別物なんだよね。ココが(自分の拳で胸をたたきながら)、ハートがあるでしょ。」
と微笑みながら言っていたのが印象的だった。
その後、僕の実家のライヴハウスの「秋山一将」の出演予定を確認し、O氏と星加氏が揃って登場し、星加氏と「秋山一将」は約10年ぶりの再会を果たす。
記憶が多少曖昧ではあるが、この時既に僕が「秋山一将」本人と「DIG MY STYLE」をCD化したいという話をしてから3年近い月日が経過していたと思う。
text by TASCA-T
次回、第13章、タイトル未定。 近いうちにまた、お会いしましょう。
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かつて世話になったビクターのプロデューサーO氏の紹介で、星加 哲氏と会う。
場所はビクター本社。O氏に紹介されてお互いに名刺交換し、お互いの現状説明をする。
と、ここまではいたってカタイやりとり。無理もない、お互いに初対面な訳である。
星加氏は数ヶ月前にビクターを退社され、フリーのプロデューサーとして相変わらず音楽制作をされているとのことだった。自分も現状を説明し、実家がライヴハウスであること、それが縁で秋山氏と故意にしていること、やはりビクターのディレクターからコンピレーション盤をリリースするため「DIG MY STYLE」のLPの貸し出しを頼まれたことなどを話す頃には、徐々にお互いの表情も硬さがとれて打ち解け始めていた。
星加氏(以下H)
「そうですか。ところで秋山君は元気ですか?随分会ってないけど・・・」
TASCA-T(以下T)
「ええ。毎回体調が万全というわけにはいかないでしょうが、元気にライヴを演っています。」
H「そう。近いうちに是非聴きにいきますよ。」
T「ええ。是非。」
H「『DIG MY STYLE』はねぇ、僕もCD化したいと思ってたけど、ビクターにいる間には実
現出来なかった。おまけに誰かに貸したまま戻ってこなくて、今、手元にLPもないん
ですよ。だから僕も是非、CD化してもらいたいですよ。」
T「そこで、ご相談なんですが、アルバム1枚全楽曲をライセンスしていただけるのが理想
なんですが、楽曲単位の貸し出しはあると思うんですが、アルバム丸ごとっていうのは
、現実的に可能な話でしょうか?」
プロデューサーO氏(以下O)
「どうなんだろう?今、うちもいろいろうるさいからねぇ。勿論、我々の紹介っていうことで話
すにしても、簡単にOKするかねぇ。」
H「大丈夫じゃないかな。以前、僕の仲介で何タイトルか、そういうやり方したことがあった
と思うよ。」
O「そう? じゃぁ、ライセンスの担当と話してもらえば良いってこと?」
H「うん。多分ね。ところで今は誰がやってるの?」
O「うん。女性の担当者だけど結構やり手でねぇ。」
といいつつ辺りをぐるっと見渡すO氏・・・
O「今、いないみたいだね。わかった。話はしておくから、後日その担当の連絡先をメール
で送るから、連絡とって会って話してみてよ。ただ、今の時点で絶対OKとは言えない
けど・・・。ことのあらましと、我々からの紹介だってことはよく言っとくから、交渉してみ
てよ。」
H「他にも何か出来ることがあったら言ってください。協力しますから。」
T「ありがとうございます。」
メインの話もひとしきり終わり、時間も時間だし、腹も減ったからということで、近くで一杯やりながら談笑が始まる。
昨今の業界話に花が咲き、ちょっとお腹も落ち着いてきたとき、僕が持参した「DIG MY STYLE」のLPを手に取った星加氏が(ご本人は覚えていないかもしれないが)・・・
「この当時、いや、今でも『渡辺香津美』っていうギタリストは確かに凄いんだけど、人気も含めてね。秋山君、いや一将のギターはさぁ、全然別物なんだよね。ココが(自分の拳で胸をたたきながら)、ハートがあるでしょ。」
と微笑みながら言っていたのが印象的だった。
その後、僕の実家のライヴハウスの「秋山一将」の出演予定を確認し、O氏と星加氏が揃って登場し、星加氏と「秋山一将」は約10年ぶりの再会を果たす。
記憶が多少曖昧ではあるが、この時既に僕が「秋山一将」本人と「DIG MY STYLE」をCD化したいという話をしてから3年近い月日が経過していたと思う。
text by TASCA-T
次回、第13章、タイトル未定。 近いうちにまた、お会いしましょう。
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by tascatasca
| 2009-02-10 19:40
| DIG MY STYLE