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by tascatasca
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DIG MY STYLE 第8章~土浦・・・そしてつくば~

             「DIG MY STYLE / 秋山一将」絶賛発売中!!
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半月ぶりに再開です。さて、秋山一将本人から「DIG MY STYLE」というデビューアルバムの存在を知らされた僕は、血眼になって、指先を真っ黒にしながら中古レコード店を探し回る日々、そして日々・・・。

しかしながら、全くお目にかかれないどころか、手がかりすら得られない。いくら本人が名盤だといっても、実際に聴かないことには始まらない。

自分の知っている中古レコード店をほぼ廻り尽くし、途方に暮れていたとき、あるブログに「DIG MY STYLE」の記事を発見する。(残念ながらもうその記事は存在しない)
内容は、作家、村上春樹氏が以前千駄ヶ谷で「ピーターキャット」というジャズ喫茶をやっていた頃、その記事の主が度々訪れると「DIG MY STYLE」が良くかかっていた。というもので、その方は3曲目の「Got That Feeling」がお気に入りで、もう帰ろうと席を立とうとしたとき、「DIG MY STYLE」がかかると、また座り直して3曲目まで聴いてから帰ることが度々あったと・・・。
時は流れ、タイトルも忘れてしまっていたが、土浦の中古レコード店で、そのジャケットを目にしたとき「絶対に入手しなければならない1枚」であることを思い出し、購入し改めてアルバムを聴き、「秋山一将」のギターはもとより、その「歌」にいたく感動したとも書かれていた。

藁にも縋りたい僕は「これだ」と思い、何故かネットではなく「レコード・マップ」で土浦のレコード店を調べ、駅周辺に数店あることを確認する。
せっかく土浦まで行くなら(もう行く気でいた)ピンポイントでそこだけではもったいないと、まず北千住へ行き、JR線で土浦へ、更にバスでつくばへ行き、噂のつくばエクスプレスで戻ってくるという計画をたて、休日の午前中に出発。ちょっとした旅である。

実際に廻ったのは7~8店、店に入るごとに期待と落胆を繰り返し、その度、本命ではない、見つけてしまって棚に戻すことの出来なかったレコードが1枚、また1枚と増えていく。
結局この日も「DIG MY STYLE」に出会うことはできず、鉛のように重くなったレコード袋を両手の指に食い込ませながら、夕闇迫るつくばの街に佇んでいた。打ちひしがれて・・・。
徐に取り出した携帯電話である人物に電話し、留守電にメッセージを残す。

「秋山さんですか?今つくばにいます。これからつくばエクスプレスで帰るんですが、時間があったら、浅草で一杯やりませんか?」

ほどなくして電話がなり

A「ああ、どうも。今日これからレッスンだから、終わった頃に浅草の駅前で・・・」

という訳で、つくばエクスプレスに揺られ、一路浅草へ、2人で浅草で会うといつもお邪魔する焼きとん屋さんで秋山一将とあう。PM8:00、長かった一日が終わろうとしていた。

A「いやぁ、今日ホントは生徒と一杯やる約束だったんだけど、『今つくばにいます』なんて
 入ってたから、何かあったのかと思って、そっちはキャンセルしたよ。ところでつくばで何
 してたの?」

「ええ、ちょっと命の洗濯に・・・」とは言わなかったものの、
斯く斯くしかじか状況を説明するとその日、僕が入手してきたレコード盤の数々を手に
とって、ニヤニヤしながら眺めつつ、

A「へぇー。いろいろ買ったねぇ。僕のレコードを熱心に探してくれてる人に言うのもなんだ
 けど僕さぁ、自分の参加したものはちゃんと全部持ってるから、もしどうしても聴きたい
 なら言ってくれれば、いつでも貸すけどね。ただ、あなたは多分、自分で見つけてきて
 聴かないと納得しないんでしょう。」

そう言って、屈託のない笑顔で微笑みかける「秋山一将」。

ええ、そうですとも。僕にも意地ってもんがありますからね。秋山さんご本人に借りて聴いたんじゃ意味がないんですよ!
でもね。秋山さん。そういうことはもうチョット早く言ってくださいよ。お願いですから・・・

「DIG MY STYLE」まだまだ道は遠く険しい・・・

text by TASCA-T

次回、第9章、タイトル未定。近いうちにまたお会いしましょう。

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by tascatasca | 2009-01-14 18:18 | DIG MY STYLE