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by tascatasca
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            「DOG MY STYLE / 秋山一将」絶賛発売中!!
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前回、ご紹介したビクターのコンピレーション盤が発売された直後、「秋山一将」と会い、「とうとう手に入れたらしいね?僕のレコード。」「ええ、お蔭様で、2枚とも家の近くで・・・」
などという会話を交わした後、自分は父親の経営するライヴハウスを辞めて、かつて仕事上でお世話になった知り合いの音楽関係の会社に再就職することを打ち明ける。

A「えっ、辞めちゃうって事?ライヴハウスを?」
T「ええ。」
A「何で?また?」
T「一つは、父親の経営するところで働いて給料を貰ってるってことは、すなわち共食いで
 すから、この不況の折、まずは自分の収入をちゃんと得て生活を安定させるという目的
 がひとつ。それから、ライヴハウスは嫌いじゃないし、自分のやりたいこととも遠からずな
 んですが、どうしても「ジャズ」というジャンル限定という枠に縛られてしまうことと、かつ
 て自分が勤めていた会社に比べれば、やはり外部との接触も少ないし、いろんな情報
 が入ってこない。この辺でまた違う環境に身を置いてみたいなぁと・・・」
A「う~ん。で一体何やるの?」
T「秋山さんは、『DIG MY STYLE』をCDにして再発したくないですか?」
A「そりゃぁ、したいよ!自分のデビューアルバムだし、自分でも良い作品だと思ってるか
 らね。ただ、どうやってそれをしたらいいか自分じゃわからないし、ビクターに頼むって
 いったって、担当だった星加さんも今どうしてるかわからないしね。」
T「僕はね、秋山さんの作品とか、内容的には素晴らしいのにどういうわけか埋もれてしま
 っている不遇な運命の作品を自分が知っているものも他人から推薦されたものも含め
 て、復刻したいっていう小さな野望がありましてね。そもそも大学を出て勤めた会社で
 やってたことと直結する事ですし、やっぱりそういう事がしたいんですよ。そのためにも
 環境を変えたいんですよ。」
A「そうかぁ。ただ、俺はあなたがお宅のライヴハウスにいなくなるのはちょっと困るんだけ
 どね。話のわかる人が一人減るってことだしね。まぁ、こういう言い方はあなたのお父さ
 んには失礼だけど、あなたはライヴハウスのオヤジに落ち着くっていう感じじゃないとは
 思ってたよ。何となくだけど、レコード会社の社長とかになるような・・・」
T「社長は大袈裟ですね。実際無理だと思うし。」
A「そうかなぁ?で、いつから?実際そんなこと出来るわけ?その会社。」
T「勤めるのはわりと直ぐです。ただ、その会社が提携しているある地方放送局の東京支
 社に最低1年は行かないといけないんですよ。」
A「どういうこと?」
T「つまり、出向。いや、資本関係がないから出向じゃないな、派遣かな?期限付きレンタ
 ル移籍みたいなもんです。もしかしたら1年以上かもしれません。その間は多分、全く
 着手できないでしょうね。ただ、これもお勉強だと思っています。それにある物を手に入
 れるために越えたい壁があったとして、それを壊して直進しようと必至になってるより、
 ちょっと横からぐるっと廻ったら、意外と簡単に目的地に行けた。なんてこともあるんじゃ
 ないかと・・・」
A「良くわかんないけど、きっと考えがあってあなたが決めたことだから・・・」

そのとき「秋山一将」は何とも複雑な表情をしていた。

その後、1年が経過し、まさかの半年間の契約延長。しかし、延長もここまでだろうと終わりが見えた頃、前回登場したディレクターとはまた別の、かつてお世話になったビクターのプロデューサーのもとを訪ねる。勿論、放送局の営業目的で。
仕事の話が済んでから、雑談しているときにある人物について尋ねてみた。

T「星加さんという方はまだ会社にいらっしゃるんでしょうか?どんな方ですか?」
P「もう辞めてるけど・・・、また何で?」

という訳で、「秋山一将」のデビュー盤の再発がしたくて、担当プロデューサーだった星加氏に会っていろいろ話を聞いてみたいという旨伝えると、

P「星加はね、前に僕が住んでたマンションの部屋にその後入ったの。だから連絡とれる
 し、酒呑もうって言えば直ぐ出てくると思うよ(笑)。もし本当に会いたいならセッティング
 するけど・・・」
T「是非に・・・」

というわけで、後日そのプロデューサーからメールが届く
「星加くんとの面談の日取りですが○日か、もしくは○日はどうですか?」

面談て?スーツ着てネクタイして、履歴書でも持っていかないと会ってくれないのかしら?

text by TASCA-T

次回、第12章・・・ いよいよ星加 哲氏と対面? また、お会いしましょう。

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by tascatasca | 2009-01-29 17:40 | DIG MY STYLE
            「DIG MY STYLE / 秋山一将」絶賛発売中!!
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「秋山一将」本人にCDRを手渡した際、リーダーアルバムとしては1979年に発表した2ndアルバム「Beyond The Door」以来、実に25年ぶりの新作「Quiet StoRm」を準備中だという話を聞く。
それなら、尚更ということで、ある提案をする。
その当時、「秋山一将」の公式なHPはおろか、レッスンをしていたミュージック・スクールにちょこっとプロフィールが紹介されているだけで、きちんと「秋山一将」を紹介するものは皆無だった。新作が発売されるタイミングで、ギターをはじめ、デビューに至るきっかけや、デビュー・アルバムのリリースされた頃のエピソードなどをもう少し詳しく紹介することで、過去の作品にも今一度スポットを当てるべきだと・・・

そうして例のごとく、ミーティングと称して朝まで浅草で飲み明かし、その後書いたのが
コレだったり、同じくコレだったり
今回再発したCD購入者のみ閲覧できるシークレットページの前段の文章に使用したものだったりする。

そして、僕は「悪の秘密組織・ジャズ」から再び足を洗い、ある音楽関係の会社に勤めることを決意していた。
直ぐには無理でも、その会社での仕事の一環として、もしかしたら「DIG MY STYLE」復刻の一端が担えるかもしれないという一筋の光明が差し込む予感があったからに他ならない。

そんな決意を固めた頃、1通のメールがとどく、例の僕が「秋山一将」プロ・デビューから「DIG MY STYLE」発売までを書きなぐったものを読んだという、ビクターのディレクターからだった。
邦楽のコンピレーション盤のリリース計画があり、そこに「DIG MY STYLE / 秋山一将」の1曲を収録したいのだが、音源はビクター原盤なので存在するのだが、ジャケットや歌詞カードが、保管状態が悪く、社内で捜索中だが見つからないので、貸して欲しい。という内容だった。
レコードは僕の所有物ではないので、所有者のスタッフがOKならお貸しします。という内容の返事を返すと、是非に!ということで所有者のスタッフに確認し、快諾してもらい無事リリースされたのがコレ↓
b0142261_13125232.jpg収録曲
01君は天然色 / 大瀧 詠一 02ふたりの夏物語 NEVER ENDING SUMMER / 杉山清貴&オメガトライブ 03ピンク・シャドウ / ブレッド&バター 04夏のクラクション / 稲垣 潤一 05恋のブギ・ウギ・トレイン / アン・ルイス 06カリフォルニア・シャワー / 渡辺 貞夫 07思いきりアメリカン / 杏里 08 Got That Feeling / 秋山 一将 09モンロー・ウォーク2004 / 南 佳孝 10思い出は美しすぎて / 八神 純子 11虹とスニーカーの頃 / チューリップ 12 BLUE CURACAO / サディスティックス 13今夜だけきっと / スターダスト・レビュー 14 Moonlight Surfer / 石川 セリ 15 HELLO AGAIN / 村田 和人 16 SOMEDAY / 佐野 元春

担当ディレクター曰く、やはりLPで「DIG MY STYLE」を聴き、既にレコードは手元になく、録音したカセットを大事に持っているとか、CD化したいと熱望しているものの、たった一人の社員が騒いでもどうにもならず、改めて「DIG MY STYLE」CD化の話をしましょう。などとお互い話したことを憶えている。まさか今回の復刻にあたり、現実に彼と連絡を取り合うことになるとはこの時は思いもよらなかった。

このコンピレーション盤のサンプルが手元に届き、リリースされた数日後、自宅からそう遠くない中古レコード店で「DIG MY STYLE」「Beyond The Door」という2枚のレコードが発見され、「秋山一将」本人に「遂に手に入れました」と一言メールをうち、知り合いの店に直行し、大音量でレコードを聴きながら、勝利の美酒に酔ったのはいうまでもなく・・・
text by TASCA-T

次回、第11章 タイトル未定。 近いうちにまたお会いしましょう。

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by tascatasca | 2009-01-21 13:20 | DIG MY STYLE
             「DIG MY STYLE / 秋山一将」絶賛発売中!!
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僕はこのまま一生「DIG MY STYLE」という1枚のレコードに出会うことはできないのだろうか?(秋山一将本人に借りる以外・・・)
いよいよ万策尽きたかにみえたある日、同じライヴハウスで働くスタッフの1人が、まるで裁判に勝って「勝訴」と書かれた紙を掲げるごとく、1枚のレコードを持って現れる。
ジャケットにはまぎれもなく「秋山一将」の4文字。よくよく見れば「DIG MY STYLE」と書いてある。「ムムムっ」(実際には発していないココロの声)。

T「お前、これ一体どうした?」
S「はい。実は昨日、オークションで落札してしまいまして・・・」

と言って、徐にレコードを差し出す、スタッフ。

S「どうぞ。」
T「どうぞって、何?君まだ聴いてないでしょ?」
S「はい。でも僕プレイヤーもってないんで・・・」
T「なに?」
S「だから、お先にどうぞ。っていうか聴けるようにしてください。責任とって。」
T「責任て何の?聴けるようにって何?」

(おいおい、これでも元○○の社員だぞ!オジちゃんは!不法コピーしてお配りするなどという背信行為をしろって言うの?君は?でも、まぁ、個人で楽しむ範囲だしなぁ・・・)
などという想いが頭の中をかけめぐったが・・・

T「じゃぁ、事務所のプレーヤーで一緒に聴いてみたりする?」
S「はい。」

一体どんだけ曖昧な対応なんだろうか・・・

かくして、「秋山一将」本人から借りて聴くのと一体何が違うのか?という身も蓋もない状況で「DIG MY STYLE」と出会う。

そして、あくまでも個人で聴くという目的で3枚のCDRを作成し、スタッフに1枚、秋山一将ご本人に1枚、そしてもう1枚は自分が所有し、それから毎日死ぬほど聴き込んだのは言うまでもなく・・・
(後に秋山氏ご本人から頼まれて更に数枚ダビングしてお渡ししたが・・・)

しかしこの時作ったこのCDRが後に予想もしないカタチで大活躍するとは夢にも思わなかったが・・・。
text by TASCA-T


次回、第10章~思いがけないメール~   でまたお会いしましょう。

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by tascatasca | 2009-01-18 16:27 | DIG MY STYLE
             「DIG MY STYLE / 秋山一将」絶賛発売中!!
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半月ぶりに再開です。さて、秋山一将本人から「DIG MY STYLE」というデビューアルバムの存在を知らされた僕は、血眼になって、指先を真っ黒にしながら中古レコード店を探し回る日々、そして日々・・・。

しかしながら、全くお目にかかれないどころか、手がかりすら得られない。いくら本人が名盤だといっても、実際に聴かないことには始まらない。

自分の知っている中古レコード店をほぼ廻り尽くし、途方に暮れていたとき、あるブログに「DIG MY STYLE」の記事を発見する。(残念ながらもうその記事は存在しない)
内容は、作家、村上春樹氏が以前千駄ヶ谷で「ピーターキャット」というジャズ喫茶をやっていた頃、その記事の主が度々訪れると「DIG MY STYLE」が良くかかっていた。というもので、その方は3曲目の「Got That Feeling」がお気に入りで、もう帰ろうと席を立とうとしたとき、「DIG MY STYLE」がかかると、また座り直して3曲目まで聴いてから帰ることが度々あったと・・・。
時は流れ、タイトルも忘れてしまっていたが、土浦の中古レコード店で、そのジャケットを目にしたとき「絶対に入手しなければならない1枚」であることを思い出し、購入し改めてアルバムを聴き、「秋山一将」のギターはもとより、その「歌」にいたく感動したとも書かれていた。

藁にも縋りたい僕は「これだ」と思い、何故かネットではなく「レコード・マップ」で土浦のレコード店を調べ、駅周辺に数店あることを確認する。
せっかく土浦まで行くなら(もう行く気でいた)ピンポイントでそこだけではもったいないと、まず北千住へ行き、JR線で土浦へ、更にバスでつくばへ行き、噂のつくばエクスプレスで戻ってくるという計画をたて、休日の午前中に出発。ちょっとした旅である。

実際に廻ったのは7~8店、店に入るごとに期待と落胆を繰り返し、その度、本命ではない、見つけてしまって棚に戻すことの出来なかったレコードが1枚、また1枚と増えていく。
結局この日も「DIG MY STYLE」に出会うことはできず、鉛のように重くなったレコード袋を両手の指に食い込ませながら、夕闇迫るつくばの街に佇んでいた。打ちひしがれて・・・。
徐に取り出した携帯電話である人物に電話し、留守電にメッセージを残す。

「秋山さんですか?今つくばにいます。これからつくばエクスプレスで帰るんですが、時間があったら、浅草で一杯やりませんか?」

ほどなくして電話がなり

A「ああ、どうも。今日これからレッスンだから、終わった頃に浅草の駅前で・・・」

という訳で、つくばエクスプレスに揺られ、一路浅草へ、2人で浅草で会うといつもお邪魔する焼きとん屋さんで秋山一将とあう。PM8:00、長かった一日が終わろうとしていた。

A「いやぁ、今日ホントは生徒と一杯やる約束だったんだけど、『今つくばにいます』なんて
 入ってたから、何かあったのかと思って、そっちはキャンセルしたよ。ところでつくばで何
 してたの?」

「ええ、ちょっと命の洗濯に・・・」とは言わなかったものの、
斯く斯くしかじか状況を説明するとその日、僕が入手してきたレコード盤の数々を手に
とって、ニヤニヤしながら眺めつつ、

A「へぇー。いろいろ買ったねぇ。僕のレコードを熱心に探してくれてる人に言うのもなんだ
 けど僕さぁ、自分の参加したものはちゃんと全部持ってるから、もしどうしても聴きたい
 なら言ってくれれば、いつでも貸すけどね。ただ、あなたは多分、自分で見つけてきて
 聴かないと納得しないんでしょう。」

そう言って、屈託のない笑顔で微笑みかける「秋山一将」。

ええ、そうですとも。僕にも意地ってもんがありますからね。秋山さんご本人に借りて聴いたんじゃ意味がないんですよ!
でもね。秋山さん。そういうことはもうチョット早く言ってくださいよ。お願いですから・・・

「DIG MY STYLE」まだまだ道は遠く険しい・・・

text by TASCA-T

次回、第9章、タイトル未定。近いうちにまたお会いしましょう。

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by tascatasca | 2009-01-14 18:18 | DIG MY STYLE
みなさま新年あけましておめでとうございます。

早速ですが、昨年末まで行いました、みなさまからの再発カタログの
リクエストの集計結果をお知らせいたします。

オンラインショップTASCA CD化リクエスト集計結果

アーティスト/タイトル/投票数
チャリート/THIS GIRL/15票
Zoom/Zoomin/22票
鈴木良雄 & MATSURI/FAIRY TALE/12票
鈴木良雄 & MATSURI/Live at GH9/15票
峰 厚介Quartet/Live at GH9/24票
鈴木 勲/バーニングメン/18票

その他にも「Ako’s Dream / 鈴木 勲」「24 / 増尾好秋」「Push / 宮本典子」をはじめ、
「プレイヤーズ」「土方隆行」といったリクエスト等も頂いております。
引き続き皆様からのリクエスト及びご意見を頂き、今後のリリースタイトルを検討してまい
りたいと思いますので、リクエスト・ページよりご投票ください。

さて、みなさまにおかれましては、この年末始は、どのようにすごされましたでしょうか?
私はと言えば、年末は30日まで呑んだくれ、挙句の果ては、元日より3日間というもの
パチンコ三昧の日々。極めてロックな正月を過ごしたわけですが・・・
昨日4日の日曜日はその締めくくりとして、この人達のライヴに行ってまいりまして候。

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場所は赤坂GRAFFITI年始の日曜日だって言うのにいい年した男たちが、ロックな演奏を繰り広げたわけでございます。
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正月3日間をパチンコ三昧で過ごすロックな私でございますからして、当たり前のようにデジカメなんかもっておらず、携帯で撮影するとこのような有様です。
ですのでみなさま!次回2月8日、同じく赤坂GRAFFITIで行われます、「エルクワゾ」のライヴをご自分の目と耳で確かめてみては如何でしょうか?
当日会場で以前ご紹介した「喜々」のオーナー佐々木さんに遭遇するという特典も
あったりなかったり?

text by TASCA-T

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by tascatasca | 2009-01-05 11:38 | スタッフのつぶやき